2010年12月アーカイブ

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 少し日が空いてしまいました。
 本日、12月17日(金)から拙著『週末鉄道紀行』の文庫版(アルファポリス文庫)が全国書店で順次発売されます。定価は620円(+税)となっています。2009年7月に単行本として刊行された内容に加筆修正を加え、コンパクトな一冊にしたものです。

 普段、文庫本しか買わ(え?)ない人間のためか、文庫を手にした瞬間に「ついに本物の本になった!」という不思議な感覚を覚え、単行本の時とは違った嬉しさがありました。やはり文庫本の軽さはいいですね。鞄の中に入れても単行本ほど重くないですし、寝転んで読むときにも腕が疲れません。

 本書は筆者初の著作だったがゆえに、当時夜な夜なパソコンで自作した地図が間違えていたり、文中に初歩的な漢字変換ミスがあったり、文章の勘違いがあったり、そうしたものを一掃できたという意味でも、これこそが『週末鉄道紀行』の最終版と言える存在だと思っています。

 価格も当初の1400円から620円まで下がりまして、筆者の理想に近づきつつあります(理想はワンコイン500円!)。
 年末年始休暇の暇つぶしや旅のお供に、見つけた際は購入頂けたら嬉しいです。


▼下記のインターネット書店でも購入できます、ぜひご利用ください
Amazon.co.jp楽天ブックス紀伊國屋書店版元ドットコムセブンアンドワイ(7&Y)
 
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 4日ぶりにやっと戻って来れました。(もう5日ぶりになってしまいましたが)
 土曜日の午前中に外へ出かけ、少し体がだるいな、と思って家に帰って体温計で測ってみると、39.3度!
 日頃の平熱が36度前後ですから、数字を見た瞬間に急にふらふらとなりまして、手元にあった「パブロンゴールド」を飲んでそのまま寝込んでしまいました。
 週末48時間のうち、30時間以上を睡眠に費やしたのですが、なかなか治りません。今月は一度、風邪をひいていたので「まさか」とは思ったのですが、どうも体が弱っているのか、つまらない仕事に追われているせいか、あるいは日頃の不摂生の影響か、今回ばかりは単なる風邪も「気合」だけでは根絶できないようです。
 とりあえず本日はリハビリということで、この辺でやめておきます。年末の忙しい時期に限って、こんなことになってしまうとは、まさに踏んだり蹴ったりです。ただ一つ良かったのは、さすがに酒を飲む気力さえも出ず、極端に酒代が安くついていることだけかもしれません。

 今日の写真は東京地下鉄「副都心線」の渋谷駅です。ホームの間に突然線路が現われます。2012年度に東急東横線と直通運転が始まるまであと少し、こんな不自然な光景が見られます。終端駅(ターミナル)の渋谷がなくなってしまうのは残念ですが、ホームから人が落ちそうなくらいあふれているのを見るにつけ、早く完成しないかな、と願ってもいます。
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 14日目です。
 昨夜の内容を今、あらためて読んでみると、いかにも泥酔者が頑張って「素面」装い書いたかのような感が漂っていました。。自分への戒め?としてあえて直さずに放置しておこうと思います。

 さて、本日12月10日(書いているうちに日が変わってしまいましたが)は、大げさに言えば日本の「電子書籍」が始まった記念すべき日かもしれません。

 ソニーが「Reader(リーダー)」という電子書籍用の専用端末(電子ブックリーダーとも言います)を発売し、同時にシャープも「GALAPAGOS(ガラパゴス)」と名付けた電子書籍向けの端末を新発売しています。

 「電子書籍」というものは一体何なのかということですが、
 1:本屋に売っている「本」全般
 2:マンガ
 3:雑誌
 4:新聞
 5:教科書・教材(デジタル教科書・教材とも言う)
 こんなものを「電子化」し、専用端末(電子ブックリーダー)をはじめ、携帯電話やスマートフォン(iPhoneとかAndroid)、iPad、PCで読めるようにしたものの総称です。(実は明確な定義はありません)
 今日、日本の超大手メーカー2社が電子書籍の専用端末と、電子書籍を初めて同時に売り出したのです。

 多分、この分野にお詳しい方なら、「おいおい、そりゃ違うよ、電子書籍端末は昔あったんだよ。そもそも2003年にパナソニックがシグマブックというのを発売してだな、翌年にはソニーもリブリエという専用端末を売り始めたけど失敗したんだ」などと言いたいところでしょうが、過去のことを書くと分かりづらくなるのでここでは飛ばします。

101210p02.jpg 今、米国では書籍の半分程度が電子版(電子書籍)で読まれているといわれています。
 その立役者がAmazon(アマゾン)とアップル(iPhoneとiPadを作っている会社)で、特にアマゾンの「Kindle(キンドル)」という電子書籍用の専用端末(電子ブックリーダー)が相当に浸透しているようです。
 昨年あたりから、「この人たちが電子書籍を売りに日本へやってくる!」という噂が出版・IT関連業界全体に広まりまして、「日本は日本で団結しながら、黒船なんてやっけよう!!」となったわけです。その先陣が今日のソニーとシャープというわけです。(「黒船」は噂だけで未だ来てません)
 ソニー陣営はKDDI(au)や凸版印刷、朝日新聞と、シャープのほうはツタヤ(CCC)と「連合」を組んでいます。
 ちなみに、NTTドコモは大日本印刷(傘下に紀伊国屋とかジュンク堂を持つ)と「超巨大連合」を構築中。ソフトバンクはiPhoneやiPadを発売しているため、アップルに気を使ってかあまり表だった「日本連合」は組んでいません。

 で、今後どうなるのか、長い文章を読むのはご面倒だと思いますので、FAQ方式で書いてみます。
 なお、すべて私の私見と予測なので、外れたらすみません。

Q:「紙」の本はなくなるのか?
A:読者のニーズがある限りなく絶対なくなりません。今も音楽CDやカセットテープが売っているのと同じです。

Q:電子書籍はどのくらい普及するのか?
A:この3年以内に「本」を読んでいる層の2~3割は電子版に移行することが予測されます。

Q:電子書籍なんて何がいいのか分からない。紙がいいに決まってる。
A:電子書籍の良さは本を持ち歩く手間や重さから解放されることではないでしょうか。ただ、機種によっては見づらかったりします。操作も面倒です。それから専用端末を買うお金も必要です。ようはその人の好みの問題だと思います。「紙」で読むか、「電子」で読むかは購入者(読者)が決めることであり、メーカー(出版社)はそれに応じて供給するだけです。
 
Q:今すぐ村上春樹の『1Q84』を電子書籍で読みたい!
A:あの本、やたら重いですからね。でも無理です。現段階では新刊や話題の本は皆無に等しい状態です。ソニー「リーダー」もシャープ「ガラパゴス」も3万冊程度の「本」しかなく、それも古いものが中心です。あ、同じ村上でも「龍」さんなら、電子書籍は多いかもしれませんよ。自分で電子出版社を作ったくらいですから。新刊・話題の本はこれから徐々にですが「電子版」が増えていくとは思います。

Q:なぜすぐに電子書籍にならないのか?
A:一言で言うと出版社のヤル気がないからです。以上......というのも、今まで「紙」で商売してきて、いきなり「電子」に変えるのも難しいんです。細かい話は山ほどありますが、大きな理由はそんなところです。(だって、筆者との再契約とか面倒なんだもん。余計な仕事が増えるだけだし、などと現場の声を代弁してみます)。あと、インターネットの世界は「米国」から生まれたものなので、日本語の「縦書き」に弱いという側面も少し理由に入るかもしれません。

Q:電子書籍は印刷費もかかってないのに、なんで「紙」と似た値段で売ってるんだ?
A:これも出版社のヤル気の問題かと。「紙」版が売れなくなったら困りますし、「本屋」さんに気を使ってるんですよ。新聞社も自社の「新聞販売店」をつぶすわけにもいかないですから...。日経新聞の電子版が高いのもそのためなんでしょうね。

Q:ソニー「リーダー」とシャープ「ガラパゴス」、買うならどっちがいいのか?
A:「リーダー」は本体価格が2万円~、「ガラパゴス」は3万9800円~です。文字の「本」が好きな人は「リーダー」。目が疲れづらいです。雑誌や新聞、映画なども含め何でも見たい人は「ガラパゴス」かもしれません。

Q:今、電子書籍用の端末(電子ブックリーダー)を買うべきか?
A:人に見せびらかして自慢したいならぜひ今すぐどうぞ。本当に電子で「読書」を楽しみたいならやめたほうがいいではないでしょうか。今回発売された「リーダー」はインターネットにさえつながりません(そのうちネット対応版が出ます)。なにより、3万冊の有料「古本」を突き付けられても......。ちなみに今お持ちのスマートフォンや携帯(もちろんPCも)でも十分に電子書籍は読めます。

Q:アマゾンの「キンドル」はいつ日本で発売するの? アップルもいつになったら日本語の本を売り始めるの?
A:そんなの日本で明確に答えられる人はいないかと。一つ言えるのはここは日本ですから、アメリカのように物事はそう簡単には進まず、出版社の抵抗もあって、「本が思うように集まっていない」ともささやかれています。それでも来年(2011年)には、そろそろお越しになると思うんですが。

 以上です。つい長くなってしまいました...。この分野にご興味がありましたら、そのうち、また続編を書く、かもしれません。

 で、今日の写真です。
 上のiPhone(アイフォーン※大手マスコミ風の振り仮名です。口語では「アイフォン」なのに某ドアホン会社の登録商標があるので無理に「フォーン」と伸ばしている、少し笑えますね)に入った拙著の写真、群馬県のMさんからご提供いただきました。「自力」(自炊と呼ばれています)で本をスキャンし、iPhoneでお読み頂いているとのこと。本当に嬉しい限りです。最近、こういう形で紙の本をスキャンして電子版を自作するのが一部で流行しています。これは出版社などの動きが遅いということの現れかもしれませんね。
 下の写真はシャープの「ガラパゴス」で週刊誌を読んでいる写真です。確かにこれなら満員電車でも読めるから便利!かもしれません。だけど、携帯電話のほかにこれをもう一台持つのは面倒な気もします。ソフトバンクからも似たような形の「ガラパゴス」(3D対応が余計ですが)が出ますので、携帯電話と兼用の機種にしたほうがいいかもしれません。
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 13日目です。
 年末らしい時刻に帰宅となりました。
 今夜、「忘年会」と称して盃を酌み交わした人は、土日を除き30日まで毎日が懇親を深める会をアサインしているとかで、正月を迎える前に倒れてしまうのではないか、と同じ夜間飲酒者として心配してしまうような有様でした。
 ゆえに最初は、今夜くらいは早く終わろうかと思っていたのですが、その手の人は一緒にいて人間的に面白い人が多く、結局は看板まで付き合わせてしまいました。

 人に会うことを極端に嫌っている人間としては見習うべき点が多々ありましたが、「目立たぬように、はしゃがぬように、似合わぬことは無理をせず」というのをモットーとしている私としては、楽しい時は楽しいし、楽しくない時は「業務」として粛々と時間を過ごし、さっさと消える(厳重なる事前審査?のおかげか単なる酒好きゆえか、そのように消えたことは一度もない)、今夜はかなり楽しかったのだな、と朦朧とした頭で振り返っています。


※一応、記しておきます。「目立たぬように、はしゃがぬように」云々は人の詩です。なんか知らぬ間にこの歌い手のおっさんと一緒の歳になってきた。せっかくなんで、早逝した彼の歌声でも聴いてみてください(下記動画)。この人はもう永遠に歳をとらないから、そのうち抜いてしまうのだろうと思ったり。
http://www.youtube.com/watch?v=qSw05db92BI
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 12日目になりました。この時間になってくると眠くなってきます。
 最近、仕事で永田町へ行く機会が度々あります。
 といっても、国会議事堂や民主党・自民党両本部がある側ではなく、紀尾井・平河町寄りの「民間エリア」なんですが、左の写真を一枚撮っただけで、永田町だな、と感じさせられます。
 写真左側の黒い車は議員の公用車ですし、その右隣には、道路封鎖要員の警官が突っ立っています。階段を降りて行く人はオフィス勤務者だと思いますが、もしかしたらこちら側にも秘書が紛れ込んでいるかもしれない、と思うような風貌でした。

 もう半年ほど前ですが、何年かぶりに議員会館(古い時代の)に行く用事があり、民主党の前(三宅坂ビル=ペンタックスの看板がある)の道を通ろうとしたら、いきなり警察官に止められまして、「どこへ行くのか」と問われたことがありました。
 民主党の前を通る通行人全員に職務質問していましたので、よほど暇......、いや、厳しい警備をしているのだなと思い、政権を取るということはこういうことなのかと感じさせられた次第です。
 今だから言いますが、政権をとる以前のその党はかなり開放的で、実は「東京見物」と称して何人か鳩山前首相(当時は代表)の定例記者会見(一週間に1回行われていた)などに一緒に行ったことがありました。
 「とりあえず下向いて、メモ取るフリしてろ」という感じで。。
 それだけ誰でも入れたんですが、今はこんな状態ですから、近寄りたいとも思えません。
 逆に自民党は入りやすくなっているんでしょうかね。政権党時代は門の前に行っただけで警官が近付いてきましたから。この党本部の上階にある食堂は案外いいんですよね。昭和な雰囲気が蔓延していて。
 誰でも一番入りやすいといえば、国会図書館を越えた先、三宅坂にある社民党本部です。
 もう50年も昔に右翼青年によって刺殺された浅沼委員長の銅像が入口で見張っていますが、基本的には誰でも入れます。ちなみに地下の食堂は、うーん、まずまずです。(国会図書館の上階に行ったほうがいいかもしれません)

 なお、本丸の国会議事堂を見学する際は、基本は「議員の紹介」なるものが必要です(該当選挙民ならすぐに手配してもらえるのでしょうが、「衆参議員」および秘書なる連中に関わるのが面倒だと思います)。そんな方のために、「参議院」だけは誰もが本会議を見学でき、見学コースも設けられていますので、ご興味のある方はぜひ(公開性の意味においてだけは参議院も捨てたものではない)。

 余談ですが、衆参の議院会館は「議員を訪ねる」という口実がない限り中には入れません。
 が、時折、議員会館内で講演やイベントがあるので、その時に「入場券」をもらって入るのがいいかもしれません。この時は空港のような「身体検査」もパスできます。
 食堂と土産店は地下にあります。私は旧館時代の参議院の「参院定食」(500円)と硬券切符のような食券が好きでした(なお、食堂は衆参でメニューが全然異なる)。

 以上、どうでもいい永田町案内でした。
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 11日目になりました。
 ありきたりな話なんですが、1年はなぜこうも早いのだろうかと今さらながら感じています。

 昨年のちょうど今頃の手帳を見ていますと、「△△を取材した」とか、「今夜は××で飲んで気分が悪くなった」とか「昼の◎◎は今日は一段とマズかった」みたいな内容が書き連ねてありました。
 恐ろしいのは、それら下らない内容のことでなく、一年前の行動の記憶の一つ一つが、つい最近の何週間か前の出来事のように思えてしまったことです。
  平穏に無事過ごせたからこそ、そう思うのかもしれませんが、年を経るごとに1年が早く感じる気がします。
 こうやってここに書いたことも、1年後に見た時はつい昨日のことのように思うのかどうか。
 普段と変わりない生活を望む半面、波乱に満ちた1年を送りたい気も少し思う反面、でも面倒だから今のままが一番いいや、と思い直したのでした。

 写真は渋谷ハチ公前です。なんとなく年末(イエズス・キリストもしくはイエス・キリスト、あるいはイイスス・ハリストスの誕生日的)な雰囲気です。これから仕事も家も年末の追い込み...。
 面倒な事すべて先送り体質の人間としては、全部年明けてからでいいじゃないか、とか思ったりもするのですが、掃除は可能だとしても、仕事と年賀状は......。
 今月後半に外資系(?)のイエズス様(古代ギリシャ語でΊησοῦς Χριστόςといふ)降誕にかこつけた日本国内における各種催し及び商業施設における販促、前夜におけるケーキやシャンパアニュの飲食、ライトアップ等(ドイツ語で「Weihnachten」、ギリシャ語で「Χριστούγεννα」......)はともかく、日本人として安らかな正月を迎えるためには、あと少し仕方がないですね。

※なお、文中後半、Wikipediaあたりから引用したと思われるコピペ文字列や苦しげな言い換えなどが混じっていますが、12/24も長時間残業が予定される人間による抵抗のようなので、お気になさらないでください。
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 10日目になりました。
 今日は六本木の後に渋谷へ行くスケジュールでした。
 都心を歩き回っている人なら感じておられると思いますが、この二つの地、それほど遠い場所でもないのに、移動がかなり不便です。地下鉄の直通もないですし、大江戸線の六本木で降りた日には、地下シェルターでも作るのかと思うほど恐ろしく長いエスカレーターを登らなくてはなりません(大江戸線は一番最後にできたのでどこの駅も深く、他路線との乗り継ぎ路が遠い)。

 こういう時に便利なのが都営バスの「都01系統」(渋谷~六本木~新橋)です。
 系統番号に「都」の文字が入っているのは、「幹線」の証ですから、本数も多いですし、地下に降りる手間がはぶけます。ヒルズもミッドタウンも、その周辺からでも、六本木通りに出れば近くのバス停から気軽に乗れます。

 ということで、バスを待ったのですが、こういう時に限って全然来ない(来る時は2台続けて何度も来るのに...)。
 バスロケーションシステムの「今ここを走っています」という矢印が出たと思ったら突然消えたり、「どうなってんだ!」と昼食前の空腹時ゆえか少し腹が立って来て、「だったら歩いて行ってやる!」と、短絡的な行動に出てしまいました。

 で、歩き出して西麻布の交差点を過ぎると、TVや新聞で見慣れたようなビルが。
 入口付近には大型のTVカメラを構えた方々が多数。ああ、ここか、と見上げたら、さすがに非常階段の「血」は消えていました。若い歌舞伎役者の人が泥酔してトラブルを起こして今話題になっている「現場のビル」でした。昼間はいたって平和な場所ですが、夜になるとこの辺りは色んなことがあるようです。
(新橋方面行の「西麻布」バス停から少し渋谷側に戻るとすぐです。ご参考までに)

 そんなものを見ながらぼんやり歩いていたのですが、極度の方向音痴の私は見事に脇道にそれてしまい(六本木通りを直進するだけなのに...)、なぜか渋谷駅から遠ざかる一方。住宅地の中に紛れ込んだり(渋谷周辺にはこんなに人が住んでいたのか)、大学内に紛れ込んだり(国学院って、こんな都心の閑静な所にあったんですね)、結局1時間近くかかって渋谷駅に着き、ついに昼食の時間さえなくなって「小諸そば」を3分でかけこんだのでした。
 素直に「都01バス」に乗ればよかったかもしれない......そんな楽しくないような実は楽しい昼の散歩でした。
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 9日目の更新です。
 決して新幹線開業にケチを付ける訳ではないのですが、昨日に引き続き、また時刻表を読みながらついついこのようなものを作ってみました。
 「東北本線方面・上野からの普通・快速列車の乗り継ぎ早見表」と題し、上野から普通・快速列車だけで東北本線を北上すると、どこに何時に着けるかという一覧表です。

 「青春18きっぷ」「北海道・東日本パス」はもちろんですが、最近はJR東日本の「ウィークエンドパス」「スリーデーパス」といったフリー切符類でも基本は普通・快速列車に乗ることが前提になっていて、特急や新幹線料金は別払い方式です。こうした切符で格安旅行をする際にもぜひお使いいただけたらと思います。

 それにしても普通・快速列車だけだと、上野から青森まで最速でも約13時間45分。わずか3時間20分で着いてしまう新幹線とは違い、津軽は遠いな、と実感する旅になるでしょう。
 ただ、上野から青森まで全区間で都心の「通勤電車」に乗って旅をしなければならないのが苦痛ではありますが。

写真はその「通勤電車」です。東北本線・羽越線・奥羽本線の全域に入っています。場合によっては、上野~青森の全区間でロングシートなんていう「苦行の旅」となる可能性も大です。車内ではひたすら寝るか本を読み続けるなんていう旅がいいのかもしれません。
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 今日(土曜日)2回目の更新で、一応8日目になります。

 ご存じの通り、本日12月4日は東北新幹線の八戸~新青森間が新たに開業した記念すべき日です。
 東京から新青森まで最速で3時間20分ですから、少し昔に夜汽車に揺られて青森へ行った思い出などは、もう遠い過去のものとなりそうです。

 嬉しいような、嬉しくないような、何とも言えない心境ですが、高速鉄道が開業することによって、飛行機を使うことなく遠距離の移動が気軽に快適にできるようになったことは非常に喜ばしいことです。
 「廃止」の際の「ありがとう◎◎」的なニュースは不愉快極まりない(廃止されて何がありがたいのか?廃止を決めたJRが自ら「ありがとう◎◎」と題した記念切符や旅行商品を売るのは自作自演としか思えない)ことが多いのですが、新規開業のニュースは、単純に喜ぶべきことなので、TVや新聞を見ていても心安らかな一日を過ごせました。

 で、新幹線開業を私なりに祝しまして、普通・快速列車だけで青森や函館方面へ行くプラン表なるものを、昼間にせっせと作ってみました。決して「新幹線なんて乗るな」と言っているわけではありません(笑)。
 12月4日は新幹線開業と同時にJR東日本や北海道でダイヤ改正も行われ、特に東北本線の盛岡~青森間が第三セクター化されたので、「青春18きっぷ」や「北海道&東日本パス」を使って青森や北海道方面へ行く際にはかなり影響があります。
 調べてみましたら、接続が若干悪くなったために、青森へ着く時刻が改正前より1時間ほど遅くなっていました。
 普通・快速列車で青森や北海道を目指す方の参考になりましたら嬉しいです。

写真は東北新幹線「はやて」号です。わざわざ全車指定席にしているのはJR東日本の増収対策なんでしょうかね。指定券を取るのが面倒極まりないです(どうせ大して混んでいないのに)。いつでも自由に乗れるのが飛行機にはない鉄道の良さだと思うのですが。
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 すみません、気がついたら朝でした...。
 「連続更新」は途切れてしまったのですが、「忘年会」や「懇親」の度にこのような有様では、特に今月は...。
 ということで昨日(12月3日金曜日)分として書き残し、今日(土曜日)分はまた後で書きます。

 今日(一応金曜日の話として)は柄にもなく、昼に会社の近所を歩いてみました。たまには真面目に昼食でもとるか、と思ったのです。
 近くに著名人御用達とされる超高級な中華料理店があって、昼は安いと聞いて行ってみました。
 場所は分ったものの、どこか秘密めいていてなぜか入口がありません。裏口に回って何とか見つけたのですが、いかにも高級店といった玄関には小さな看板があるだけで、メニューらしきものは一切ない。店内は外から一切覗きこめないような構造になっています。

 結局5分くらい思案した挙句、中に入る勇気は出ず、いきつけの「超低級」中華店で注文後1分で供される麻婆丼なるものを食して、会社に戻ったのでした。
 ちなみにこの低級中華店、麻婆丼以外の全メニューが著しく不味いという見事な店なのですが、麻婆丼が供されるスピードが異常に速いことと、会社の食事補助券が使えるので、中毒のように通ってしまってます。(麻婆丼も辛いだけで決して旨い訳ではない)
 やはり私にとって昼食は、何も考えず独り速く済ますのが一番合っているようです。

写真は2009年ごろのもの。東北新幹線といえばはこれだな、と思います。今も現役で時折見かけます。それにしても、「はやぶさ」と称すらしい変わった色の新型車両の格好悪さはどうにかならぬものか。ぱっと見てカッコいい!速そうだ!と思える500系みたいなデザインとスピードが両立する車両がほしいものです。
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 6日目です。
 今夜はやっと懸案の仕事を印刷所に叩き込んで、夜9時過ぎの電車で自宅最寄駅に着くと、駅には小学生の子どもたちがひしめいていました。
 家までの帰路には、旗を持った爺さん警備員と若いスーツ姿の男に先導された小学生の行列が駅に向かって歩いていく。数えきれないほどある学習塾の前には、エンジンをふかしたままの高級車がずらり。

 この街に住んで2年とちょっと。見慣れた光景ではあるのですが、「どうせ大人になったら、嫌でも夜に働かなければならないのになあ」などと独り思いながら、会社から支給された「昼食補助用」と書かれた金券を使い、コンビニで手当たり次第にビールをカゴに放り込んだのでした。

 今日の写真ですが、これまた特に意味はありません。旭川と深川の間にある小駅の写真です。
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 毎日更新5日目になりました。
 一週間の疲れがもうたまってきたのか、今夜はあまりにも眠く、ここに書くことを忘れてPCの電源を切ってしまうところでした。

 今日の昼間、某業界の某有名外資系企業による初めての記者会見があり、そこに行ってきました。
 場所を見ると、まったく有名ではないビルにある自社の会議室。その割には『出演者』が派手です。「こりゃいかん!狭い会場に人が押し寄せるはずだ!」と会社を飛び出し、30分前には現地へ行きました。
 なにぶん、弱小媒体ゆえに、写真&取材の"ワンマン勤務"となることが多く(最近は不景気ゆえか大新聞でさえ、「ワンマン」が多い気がする。常にカメラマンと記者を大量派遣して羽振りがいいのは天下のN経様くらい......)、古いデジカメしか持っていない私にとっては、前方の場所を確保することが何よりも大事なのです。

 会場に着くと「まだ準備ができていませんので」と別室に通され、先客はまだ2名。よしよし、これなら前方の良好な席を確保できそうだ!とにんまりし、出されたお茶など飲んでのんびり待っていたのですが、いつまで経ってもお呼びがかからない。
 心配になって外へ出て見ると、すでに別の入口から大量の記者やカメラマンが中に入っていて、会場はほぼ満席状態...。ああ。取り残された間抜けな面々は泣く泣く後方へと追いやられたのでした。なんか特急列車の自由席の最前列に並んでいて、座れなかった時のような心境です。
 そうかここは外資だから「外国」だったな、と諦め、後方から手ぶれ三昧の写真を連写したのでした。

 ということで、今夜はもう寝ます。

※上の写真は本文と何の関係もないのですが、12月になったので、雪の降っている場所へ行きたいな、と載せてみました。写真の水上駅くらいなら、18きっぷ1枚で行けて、とても現実的です。国境を超える数少ない列車で少し足を延ばせば、そこは日本酒天国!・・・。夜中にこんな夢想などしていないで、いいかげん寝ます。明日も仕事が。。