2010年11月アーカイブ

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 毎日更新4日目となりました。
 明日から12月、よく考えてみると12月1日は個人的に運営する拙サイト「鉄道紀行への誘い」を始めた記念日でありました。

 開設した2001年12月1日から数えて、もう9年が経ってしまっています。そうか、作った時はまだ20代。今や中年真っただ中のおっさんになってしまった......なんて考えると、とても気が滅入るのですが、一方で飽きっぽい人間がよく9年も続いたなと思うと、少し誇らしい気もしてきました。(とはいえ最近はあまり更新していません。。)
 自らの人生を振り返ると、学校も仕事も9年間も同じことを続けたことは未だなく(結婚生活はまだ辛うじて続いているが)、そういう意味で、私にとって「趣味」というのは、生きるうえで最も重要なものだなと思う次第です。

 9年前の今頃は、2010年の今のように誰もが高速インターネットが使うようになるとは想像さえできない時代でした。つながりの悪いアナログ電話回線ジャックにプラグを挿し込み、PCをカタカタ鳴らしながら、遅~い速度でせっせと更新をしていたのを思い出します。
 拙サイトが無装飾で写真が小さく、文字が多いのも当時の名残りで、その頃は画像サイズをいかに軽く美しくみせるか、という点に腐心していた気がします。(ちなみに右下の写真は2001年開設当初のサイト画像。今と大して変わっていない)

200112oldsitspic.jpg 今も半分意地になりながら、「重い画像は敵だ!」(実は容量が足りなくなる)、「動画なんてもってのほか!!」(単に自分が撮影できない)、「商業広告は不愉快ゆえ厳禁!!!」(一番下に拙著の動画広告を貼っているので矛盾している...)みたいなどうでもいい好き嫌い、いや当初のクリーン?な信念は変えることはなく、今後もレンタルスペース代(月210円)が払えなくなるまで、執念で続けていきたいと思っております。 

 20年くらい続けた時、このサイトが骨董サイト?のようになっていたら面白いな、と今から期待が膨らみつつあります。

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 毎日更新3日目になりました。
 気がつくともう、こんな時間。日が変わってしまっています。決して遊んでいたわけではなく、仕事が...(以下愚痴になるので略)

 さて、今日(月曜日)の昼間は、秋葉原と汐留という2カ所で予定が組まれていました。
 いずれもかつて貨物駅があった地で、近年はそれらを廃し、「再開発」と称して変貌が著しい場所です。

 秋葉原駅は、電気街口やホームに直結し、長年親しまれた「アキハバラデパート」(2006年末閉店)が無残にも解体され、何ができるのかと思ったら、やっぱり......JR直営の「アトレ秋葉原」(11月オープン)なる商業施設になっておりました。
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 あの「アトレ」チェーン独特の小洒落た(?)ファッション店舗&飲食店群になっていて、昔のマニアックでどこか心が落ち着く「アキハバラデパート」の雰囲気は一切が消されていました。
 「JR」とは鉄道会社の「ジャパン・レールウェイ」ではなく、やはり流通業の「ジャパン・リテール」(日経ビジネス2008/11/10号作)だったのか、と妙に納得させられたのでした。
 そのうち、JR東日本は、「atre東日本」鉄道部とかになるのかもしれませんね(皮肉)。

 で、愉快ならざる気持ちを秘めながらも、汐留へ。列車が来たことを察知して階段を駆け登り、列車に飛び乗ったら、京浜東北線の快速だった...。汐留最寄りの新橋は見事通過していきました。(駆け込み乗車はやめましょう)

 これはまあ、仕方がない......。今日は時間があるので余裕があります。
 なにより、汐留に行く際には、途中の「旧新橋停車場」(この場所の重要性は『週末鉄道紀行』に書いておりますが)に寄ることができるのです!
 喜んで日本の鉄道発祥の地に赴いたものの、よくよく考えると今日は月曜日。再現駅舎内にある鉄道歴史展示室はお休みで、「本日休業」の看板とともに、扉が閉じられていました。

 外にある0キロマイル標識(上の写真)を眺めながら、独り巨大貨物駅や貨物駅の残骸、アキハバラデパートがあった頃の汐留や秋葉原の風景を心の中に想像したのでした。
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 2日目です。陽が高いうちに書いてみます。
 今日はもう11月28日、年末が近づいてきました。今冬もまた家族で恒例の大阪帰省を行うのですが、さすがに昼間の新幹線も飽きてきまして、今回は夜行列車に乗ってみようと思い立ちました。

 さすがに2歳の子供を「ムーンライトながら」に乗せるわけにもいかず、そうなると寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」しかありません。下り便は大阪駅を通過するのですが、岡山あたりまで行って折り返してくるのも悪くないですし、全寝台が個室なので子供連れでも何とかなりそうです。

 ということで、早朝から二日酔いの頭を抱えて近所のJR駅で申し込んだのですが、10時の発売と同時にわずか数分(数秒?)で売り切れたようで、かすりもしませんでした。。
 夜行列車が未だ人気を集めているのは嬉しいことだ、などと思いつつも、せっかくの休日なのに朝早く起きて、何も得るものがなかったという事実にがっくりと肩を落として帰宅。日曜の昼間から空しい気持ちで会社員としての仕事を続けています。。

 それにしても最近、旅行会社ではJR指定券の事前受付を行ってくれなくなったので、不便になりました。
 以前はJTBなどへ行って事前に「丸投げ」をしておけば、発売日に対応をしてもらえたのですが、今や通常のJR券を発券するだけでも500円ほどの手数料を取る会社さえあるほどで、旅行社にとってJR発券は儲からない商売のようです。(航空券も同じなようですが)

 JR東日本のインターネット予約サイト「えきねっと」だと、発売日(1カ月前)の7日前から申し込めるのですが、ここは個室寝台や寝台列車は一切取り扱わないので、予約には使えません(座席車だけの「ムーンライト」シリーズや急行「能登」は申し込める)。

 ということで、昔のように自力で「みどりの窓口」へ並ぶ羽目におちいったのですが、結果は上記のごとくです。
 またしても、JR東海に大枚を払い込むしかないのか、と思いながらも「何とかリベンジをしてやる!」と独りニヤニヤしながら、一カ月ほど時刻表を繰る日々が続きそうです。


・写真は大阪駅に到着した東京行の「サンライズ瀬戸・出雲」号です。上り便のみ三ノ宮(0:13発)と大阪(0:34発)に停車します。
・車内はほとんどが個室寝台で、シャワールームも完備(利用料310円)。東京までの所要時間は6時間34分で、7時8分には東京駅に着くので、そのまま出勤も可能です。
・大阪や三ノ宮で呑み過ぎた?(呑み過ぎたい)出張族には密かに人気を集めているようです(私のような...)
・ちなみに「B寝台個室ソロ」を利用した場合、大阪→東京の片道運賃&料金は1万7960円。普通指定席車の「ノビノビ座席」(横になって寝られる)の場合だと1万2170円(通常期、※閑散期は200円引き、繁忙期は200円増し)です。
・東海道新幹線の「のぞみ」指定席が片道1万4050円(通常期)、自由席は1万3240円ですから、コスト的にも悪くない寝台列車ではないでしょうか。
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 今年(2010年)に入って2回目になりますが、今夜から毎日更新を続けてみる気になりました。
 相変わらず気まぐれで始めることゆえに、いつまで続くかはまったく不明なのですが、とりあえず始めてみます。

 糊口をしのぐための会社員として、業務上の記事文章を月曜日までに10本以上を書かねばならぬのですが、1本2時間と計算しても20時間以上かかります。いま現在、1文字たりとも書けてはいません。。

 自称プロとしては、何があっても粛々と仕事を仕上げるべきなのですが(書かないと他に誰も書いてくれないので発行ができなくなる)、やはり週末が潰れるのはまったく愉快ではありません。
 なるだけ「仕事」を感じさせないためにも、自分の「媒体」ではまったく違うことを書いてみたくなり、またしても、このような公(おおやけ)の場所に、"公開愚痴"の口座を開いてしまったわけです。

 さて、今夜は夕方に何カ月かぶりに買物なる行為をしてみました。
 買い物嫌いな我が家では95%以上が「ネットスーパー」なるものを愛用し、実際の店舗(「リアル店舗」とも言う)に行くことは、ほとんどないのですが、今日は別の用事があって、定期券区間の電車に乗って買い物に行くことになりました。
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 右の写真は神奈川県秦野(はだの)市の酒「白笹(しらささ)」と、東京都東村山市の名物だと称する「黒焼きそば」です。

 それなりに評価の高い東京の日本酒と比べ、神奈川の地酒はとかく評判が悪く、我が地元「日吉」の酒屋・スーパーでも扱っている所はほぼゼロに等しい状態。県産酒を探すことは困難な作業です。が、今日行った川崎市内の全国系大型スーパーには売っていたのです!素晴らしい!!(神奈川県の酒を馬鹿にして、新潟とか秋田ばかりを扱う我が地元の酒販売店は猛省すべきだ。そりゃ、新潟・秋田が旨いのは分かるけど...)。

 ラベルには「佳選(かせん)」とあったので、いわゆる昔の「二級酒」です。吟醸とか大吟醸みたいな「ヨソ行き」の顔のものなく、地元の人が呑むために販売されている日本酒です。

 この県産酒は初めて呑んだのですが、安価な割にはなかなか呑みやすい酒で、「神奈川の日本酒としてはかなり旨い! 」などと絶賛してしまい、普段は地元愛など大してないくせに(『横浜都民』なもので...)、同じ「県民」というだけで嬉しくなり、ついつい阿呆のように呑み過ぎてしまいました。

 で、もう一つは東村山名物と記された「黒焼きそば」です。
 今流行の街おこしを狙ったいわゆる「ご当地B級グルメ」で、イカ墨などを混ぜて(なんで東村山でイカ墨なんだろう?)、麺を黒くしているようです。正直、流行に乗っかっているような代物を喜んで買ってしまったことは極めて恥ずかしい思いもするのですが、いざ食してみると、酒のつまみとしても良好で(というか旨い!)、東京名物という点にも好感が持てました。
 また、幼少時よりドリフターズを愛した一人としては「東村山」という地名には、他にはない愛着を感じてしまった次第です。
(※その昔、同市出身の志村けんが『東村山音頭』を唄ってその地を全国に知らしめた)

 とりあえず、今夜はこんな毒にも薬にもならぬ身辺雑記でお茶を濁しつつ、明日以降も頑張って書いていきたいと思います。

 にしても、誰か自動記事生成機とか記事生成アプリとか作ってくれぬものか。


※上の写真は10月某日の八戸駅の様子です。左は「青い森鉄道」の車両で、右は函館行の「スーパー白鳥」です。八戸駅にJR北海道の車両が乗り入れてくるのも、東北本線の「八戸~青森間」が消えるのも、あと一週間を切ってしまいました。

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 ほぼ一カ月ぶりの更新となりました。

 昨年7月1日に自身初の書籍として出版した『週末鉄道紀行』が、今度は文庫版(アルファポリス文庫)となって再発売されることになりました。

 来月の12月24日という、いささか浮かれ気味?の日が発売予定日になっておりまして、価格は651円の予定です。

 単行本を文庫にするだけだから、明らかな間違いを修正する位で作業は済むのだろう、と思っていたのですが、読む度に色々と直したくなり、結局は写真のようにゲラのほぼ全ページに、修正を意味する付箋を貼りつける結果となってしまいました。

 ちょうど会社員としての仕事も校正段階に入っており、なおかつタチの悪い風邪にも見舞われてしまい、まさに「三重苦」の中での作業でしたが、自分の気が済むまで直せたので、この文庫版こそが『週末鉄道紀行 最終版』といえるものになるかと思います。

 それにしても、単行本の際はお恥ずかしい間違いが多く、深くお詫びいたしますとともに、ご指摘いただいた多くの読者の皆さんに、あらためて心より感謝する次第です。

 本の価格が単行本時の税込1470円から651円にまで下がり、かつ、軽く小さくなりますので、通勤途上や年末年始の旅の際にでも、気軽に読んで頂けましたら非常に嬉しいです。