2011年7月アーカイブ

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 2日ぶりです。昨日は「在宅勤務」に忙殺されてしまい、こちらを書く余力が失われてしまいました。
 一昨日、在宅勤務を推奨するようなことを書いたのですが、24時間365日いつでも業務ができるということは、時に自分の首を絞めてしまう難点もありそうです。

 さて、まもなくお盆シーズンの指定券発売が迫ってきました。
 今夏こそは飽き気味の東海道新幹線の単純往復から脱却し、寝台特急「サンライズ」の寝台車で行きたいと密かに願っています。

 とはいえ、近年はJTBなどの旅行代理店では、JR指定券の発売日前に事前予約を受け付けていませんし(宿泊施設などとセットなら受け付けてくれる可能性もある)、JR東日本の「えきねっと」は、寝台列車を嫌悪するかのごとく寝台車の予約自体を拒否しています(「ムーンライト」「能登」を扱っている点は評価できるが...)。

 そんなわけで昨冬は発売日早朝から「みどりの窓口」に並んだのですが、見事に完敗......。貴重な休日の時間を浪費してしまいました。

 事前受付をしてくれる旅行代理店はもうないのだろうか?
 と探したら見つかりました!

 JTBの商品を主に扱う東京・四谷三丁目駅近くにある提携代理店(JTBのロゴを使うことを許されている)なのですが、ここがすごい。
 「カシオペア」や「北斗星」「サンライズ」など個室寝台も含め、どんなJRの指定券も1カ月以上前(発売前)から事前に、しかもネット上から受け付けてくれるのです。クレジットカードの番号も必要ありません。
 なおかつ送料630円~を支払えば自宅まで郵送もしてくれるので、関東圏の人以外でも使えそうです。

 ただ、やはりJR指定券単体では儲けが非常に薄いためか、同時に乗車券類(「青春18きっぷ」や「JR北海道&東日本パス」など企画きっぷでもOK!)を申し込む必要はあります。
 また、入手困難な指定券は「みどりの窓口」と同様に、入手できるかどうかは「運次第」です。

 少人数でやっている旅行会社らしく、質問などはほとんどメールでの対応になるようですが、駅にわざわざ並ぶ手間を考えると、非常にありがたいサービスではないでしょうか。

 私も早速申し込んでみました。その結果はまた、ここでご報告します。

※写真はJR指定券の事前予約もネットで受け付ける「ジェイプラザ・オンライン」。店舗は四谷三丁目にあります。かなり鉄道好きな社員がいらっしゃるらしく、大手ではできない素晴らしいサービスだなと思います。詳細はこちらもチェックしてみてください。

※余談ですが、JR事前受付可能な旅行代理店を探していたら、すぐ近所にもありました(武蔵小杉駅前スーパー内)。灯台もと暗し。いつも酒コーナーばかり徘徊している場合ではなかったです......。

※どうも、JTBにせよ、日本旅行にせよ、直営店以外では柔軟に受け付けている店舗もありますし、中小旅行社なら今もやっている店もあるようです。大手以外が狙い目かもしれません。
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 あらためまして2日目です。今日から7月。関東を中心に節電という言葉がこれまで以上に飛び交っています。

 3月11日の東日本大震災を機に発生した福島原子力発電所の暴発で、東京電力管内の電力が足りなくなるおそれがあるために、国は企業や家庭で15%の節電努力を要請しています。

 そのため、企業ではエレベータを止めたり、室内の温度を上げたり、クールビズと称する軽装を推奨したり、工場などでは電気使用量が多い平日日中の操業を土日に振り替えているところもあります。家庭でもクーラーの設定温度を上げるなど、さまざまな取り組みがなされていることと思われます。

 個人的には鈍感なせいか、まったく不便も違和感も感じたことがないのですが、時折、移動で日中の電車に乗ると、運転本数が減らされて待ち時間が長くなったり、車内や駅の電灯が消され、空調も削減されて暑くなったりと、若干「困ったな」と思ったこともあります。
 しかし、昼間にガラガラの列車を走らせ、かつ風邪をひくくらいの低温に車内を冷やしていたこれまでを思えば、今はいたって常識的な状態かもしれません。

 もう一歩、節電のために企業内で進めてほしいのが「在宅勤務」です。
 大震災の発生後、多くの会社が自宅待機や在宅勤務となったケースが多かったのですが、私も一週間以上にわたって勤務先の会社から在宅勤務を命じられました。
 携わっている媒体の発行が迫っていたので一時はどうなるのかと思ったのですが、終わってみるとこれが相当に効果がありました。
 朝の準備や通勤の時間も仕事にあてることができますし、業務を阻害する不要不急な電話対応や周りの人々の完全無用な妨害もなく、パフォーマンス的な残業も必要ありません。普段10時間かかる仕事も7時間以下で終わることができ、「普段よりも格段にスムーズだ!」と驚いたくらいでした。 

 工場や特殊業務などその場でしかできない業務の場合はやむを得ないのですが、ネットと電話回線さえあればできるような仕事は、わざわざオフィスに集めるよりも、在宅勤務にした方が電車も空きますし、オフィスの電力も少なくて済み、かなり節電に効果があると思うのです。それこそ「スマートフォン」や「クラウド」なる「IT」のツールやサービスは、こういう時のために使うべきものではないでしょうか。
 今夏の節電を機に、在宅勤務が一般的になってほしいと密かに願っています。


※写真は東京電力のキャラクター「でんこちゃん」。3月11日以前は関東地区のテレビで節電を呼び掛ける大量のCMに同キャラクターが使われていた。
http://www.tepco.co.jp/life/custom/e-diet/より※現在は消滅されている