都01バス(渋谷~六本木)と「超話題」のスポット

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 10日目になりました。
 今日は六本木の後に渋谷へ行くスケジュールでした。
 都心を歩き回っている人なら感じておられると思いますが、この二つの地、それほど遠い場所でもないのに、移動がかなり不便です。地下鉄の直通もないですし、大江戸線の六本木で降りた日には、地下シェルターでも作るのかと思うほど恐ろしく長いエスカレーターを登らなくてはなりません(大江戸線は一番最後にできたのでどこの駅も深く、他路線との乗り継ぎ路が遠い)。

 こういう時に便利なのが都営バスの「都01系統」(渋谷~六本木~新橋)です。
 系統番号に「都」の文字が入っているのは、「幹線」の証ですから、本数も多いですし、地下に降りる手間がはぶけます。ヒルズもミッドタウンも、その周辺からでも、六本木通りに出れば近くのバス停から気軽に乗れます。

 ということで、バスを待ったのですが、こういう時に限って全然来ない(来る時は2台続けて何度も来るのに...)。
 バスロケーションシステムの「今ここを走っています」という矢印が出たと思ったら突然消えたり、「どうなってんだ!」と昼食前の空腹時ゆえか少し腹が立って来て、「だったら歩いて行ってやる!」と、短絡的な行動に出てしまいました。

 で、歩き出して西麻布の交差点を過ぎると、TVや新聞で見慣れたようなビルが。
 入口付近には大型のTVカメラを構えた方々が多数。ああ、ここか、と見上げたら、さすがに非常階段の「血」は消えていました。若い歌舞伎役者の人が泥酔してトラブルを起こして今話題になっている「現場のビル」でした。昼間はいたって平和な場所ですが、夜になるとこの辺りは色んなことがあるようです。
(新橋方面行の「西麻布」バス停から少し渋谷側に戻るとすぐです。ご参考までに)

 そんなものを見ながらぼんやり歩いていたのですが、極度の方向音痴の私は見事に脇道にそれてしまい(六本木通りを直進するだけなのに...)、なぜか渋谷駅から遠ざかる一方。住宅地の中に紛れ込んだり(渋谷周辺にはこんなに人が住んでいたのか)、大学内に紛れ込んだり(国学院って、こんな都心の閑静な所にあったんですね)、結局1時間近くかかって渋谷駅に着き、ついに昼食の時間さえなくなって「小諸そば」を3分でかけこんだのでした。
 素直に「都01バス」に乗ればよかったかもしれない......そんな楽しくないような実は楽しい昼の散歩でした。