年末夜汽車紀行の夢、脆くも消え去る...

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 2日目です。陽が高いうちに書いてみます。
 今日はもう11月28日、年末が近づいてきました。今冬もまた家族で恒例の大阪帰省を行うのですが、さすがに昼間の新幹線も飽きてきまして、今回は夜行列車に乗ってみようと思い立ちました。

 さすがに2歳の子供を「ムーンライトながら」に乗せるわけにもいかず、そうなると寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」しかありません。下り便は大阪駅を通過するのですが、岡山あたりまで行って折り返してくるのも悪くないですし、全寝台が個室なので子供連れでも何とかなりそうです。

 ということで、早朝から二日酔いの頭を抱えて近所のJR駅で申し込んだのですが、10時の発売と同時にわずか数分(数秒?)で売り切れたようで、かすりもしませんでした。。
 夜行列車が未だ人気を集めているのは嬉しいことだ、などと思いつつも、せっかくの休日なのに朝早く起きて、何も得るものがなかったという事実にがっくりと肩を落として帰宅。日曜の昼間から空しい気持ちで会社員としての仕事を続けています。。

 それにしても最近、旅行会社ではJR指定券の事前受付を行ってくれなくなったので、不便になりました。
 以前はJTBなどへ行って事前に「丸投げ」をしておけば、発売日に対応をしてもらえたのですが、今や通常のJR券を発券するだけでも500円ほどの手数料を取る会社さえあるほどで、旅行社にとってJR発券は儲からない商売のようです。(航空券も同じなようですが)

 JR東日本のインターネット予約サイト「えきねっと」だと、発売日(1カ月前)の7日前から申し込めるのですが、ここは個室寝台や寝台列車は一切取り扱わないので、予約には使えません(座席車だけの「ムーンライト」シリーズや急行「能登」は申し込める)。

 ということで、昔のように自力で「みどりの窓口」へ並ぶ羽目におちいったのですが、結果は上記のごとくです。
 またしても、JR東海に大枚を払い込むしかないのか、と思いながらも「何とかリベンジをしてやる!」と独りニヤニヤしながら、一カ月ほど時刻表を繰る日々が続きそうです。


・写真は大阪駅に到着した東京行の「サンライズ瀬戸・出雲」号です。上り便のみ三ノ宮(0:13発)と大阪(0:34発)に停車します。
・車内はほとんどが個室寝台で、シャワールームも完備(利用料310円)。東京までの所要時間は6時間34分で、7時8分には東京駅に着くので、そのまま出勤も可能です。
・大阪や三ノ宮で呑み過ぎた?(呑み過ぎたい)出張族には密かに人気を集めているようです(私のような...)
・ちなみに「B寝台個室ソロ」を利用した場合、大阪→東京の片道運賃&料金は1万7960円。普通指定席車の「ノビノビ座席」(横になって寝られる)の場合だと1万2170円(通常期、※閑散期は200円引き、繁忙期は200円増し)です。
・東海道新幹線の「のぞみ」指定席が片道1万4050円(通常期)、自由席は1万3240円ですから、コスト的にも悪くない寝台列車ではないでしょうか。