ハワイの本質はオアフ以外の離島でも見つかるはず

hawaimap.gif 25日目です。
 今週のはじめに、2回にわたり「なぜハワイにとりつかれてしまったんだろう」という内容と、「ハワイの楽しさは路線バスが走っていることにある」というテーマでハワイの魅力を述べてきましたが、今夜はこれまで書けなかった離島めぐりの楽しさについて書いてみます。

 一般的に「ハワイ」と呼ばれているのは、ホノルルがあり、ワイキキビーチがあるオアフ島(人口90万人超)のことを指すことがほとんどです。ここは米国50番目の「州」であるハワイ州の大半が住んでいる「首都」なのですが、実際にはオアフ島以外にも8つの島があります。

 人口が多い順に、ハワイ島(別名ビッグアイランド=同15万弱)、マウイ島(同11万超)、カウアイ島(同6万超)という離島があり、この3島はハワイツアーのオプショナルコースになっていることが多いので、行った方が多いかもしれません。
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 また、ホノルルに飽きたハワイ好き層にも根強い人気があり、数年前までハワイ島・コナ空港にはJALの日本直行便さえあったほどです。また、この3島にはコミュニティ的ではありますが、公営路線バスが走っているくらいなので、それなりに人口規模があり、観光施設も豊富です。

 このほか、モロカイ島(同7000)、ラナイ島(同3000超)という小規模の有人島が2つあり、加えて、私有地で関係者以外は立ち入れないニイハウや、無人のカホオラウェという島も含め、8つの主要な島があります。

 モロカイ、ラナイまで足を延ばす海外客はごく少数で、ニイハウ、カホオラウェへ訪れることは容易ではありませんが、ハワイとマウイ、カウアイの主要3島へ行くのはそれほど難しいことではありません。

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 日本発ツアーのオプションコースとして、おおむね1~2万円の追加料金で日帰りでも行けますし、個人で手配して行くのも容易です。

 島間を結ぶフェリーは残念ながら現在廃止となった(2008年に就航した後すぐ廃止)ものの、「go!」という格安航空会社や「アイランドエア」などが、片道1万円程度で飛んでいます。しかもプロペラ機で低空飛行なので、眼下に島影や海が見えて景色が非常に良いのです。ちょっとした遊覧飛行のよう。

 もし、大観光地ワイキキの喧騒に嫌気がさしたとしても、離島へ行ってみると、まったく雰囲気が違います。
 のんびりした都会田舎の離島といった感じで、それでいてオアフ同様かそれ以上に海も気候も素晴らしい。 
 若干マニアックなコミュニティ路線バスに揺られ、島をのんびりめぐってみると、ハワイが俗悪な観光地だけではなく(それもまた良いが)、昔のままの美しい自然が残る離島が集まった諸島であることをひしひしと感じるはずです。

 ハワイへ行く機会がありましたら、4泊6日のうちの1日はぜひ離島訪問に費やしてみてください。ハワイの見方が必ず変わると思います。 

※写真はハワイの島間を結ぶ飛行機(プロペラ機)。バスのような感覚で多くの人々に気軽に使われています。また、低空飛行なので島の様子を見るのに最適です。写真下はその飛行機から見た「ダイヤモンドヘッド」の内側です。