大阪・東京出張には寝台特急「サンライズ」を

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 6日目です。
 先日、「会社員」として大阪出張する機会があり、1泊1日で往復してきました。
 早朝の新幹線で東京を出て、復路は寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」で翌朝に都内へ戻ったのですが、大阪での滞在時間はたっぷり15時間をとることができました。

 夜行に乗るなんて言うと、「御社は宿泊費すらでないのですか(笑)」とか、「ははは、もの好きですね・・・」とか、「高速バスの方がよほど便利ですよー」などという根拠なき「感想」を投げかけられることが多いのですが、私からすると、こんな便利な列車があるのに、なぜ窮屈な高速バスや居心地が決して良くないビジネスホテルなんか利用しているのか? と不思議に思ってしまいます。

 寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」は、東京と高松・出雲市を結ぶ夜行列車ですが、上り便(東京行)は三ノ宮駅と大阪駅に停車するため、ビジネスの用途でも十分に使えます。

 たとえば大阪の人と「懇親を深めた場合」でも、東海道新幹線の新大阪発・東京行最終は21時20分ですから、いかにも「途中離脱」の感覚がありますが、「サンライズ」は、大阪駅の発車時間が0時34分という時刻のため、よほどのことがない限り乗りそこなうことはありませんし、大阪駅を出発するすべての列車の中でも最後の最後なので、途中で抜ける後ろめたさ?もありません。

 ※余談ですが、乗る前の食糧調達も大阪駅桜橋口側の「ハート・イン」(JR西日本のコンビニ)で可能です(深夜でも開いています)。

 寝台車はすべて個室ですし、翌朝は7時8分に東京駅へ着きますので、そのまま活動することが可能です。
 特に大阪の人が東京に出張する場合には、朝一番からのアポや会合にも問題なく間に合わせることができます。

 先日はB寝台一人個室の「シングル」(「ソロ」より1000円高いが快適!)に乗ったのですが、金曜日だったにもかかわらず、喫煙車両だったせいか、同じ車両には客はわずか二人だけ。少し存続が心配になってきてここに書いてみた次第です。

 「サンライズ」については以前も何度か書いていますが、JR東海は運転をやめたがっているという話も聞きますし、近年は徹底して夜汽車が消されていることを思うと、低い乗車率は心配にもなります。(普段の平日ははかなり空いているようです)

 「新幹線指定席しか経費で認めない!」という会社もあるかとは思いますが、「指定券」は発券後も一度は「乗車変更」できるルールがあります。(以下詳細自粛、ご想像ください...)

 東海道・山陽道を走る唯一の夜行列車の灯を消さないためにも、ぜひ出張の際はお試しのほどを!

※上の写真をクリックすると各部屋の大きな写真が出ます。また運転時刻や編成など詳しい紹介はこちら料金はこちらにありますのでぜひご参照を!