文庫版の『夜汽車紀行』が発売されます/週末鉄道紀行の電子書籍も

110508_yogisya_bunko.jpg 約一カ月ぶりの更新となりました。
 今月(5月)27日に拙作『週末夜汽車紀行』の文庫版がアルファポリスから発売されることになりました。価格は651円(税込)で、アマゾンや楽天ブックスを始めとしたインターネット書店も含め、全国の書店で販売されます。

 この「夜汽車紀行」は拙作『週末鉄道紀行』の続編的な内容となっており、日本で数少なくなった夜行列車を使った紀行3編と、仕事帰りの時間を使った「夜旅」7編の全10編を約300ページに収めています。
 私にとって鉄道の旅に欠かすことができない存在だった夜行列車が次々と廃止され、最後の夜汽車紀行を文字で残しておきたいと書いたものです。自分にとっては夜汽車紀行の最終章ともいえます。

 またもう一編の「七つの夜旅」と題した作品は、新たなサラリーマン鉄道紀行の形として、仕事を終えた黄昏時から始まる鉄道旅を、首都圏、中京圏、関西圏でそれぞれ試みています。

 大震災後の紙不足が懸念されているなか、こうして再び文庫版として世に出せたことに感謝するばかりで、ご興味のある方はぜひお読み頂けましたら嬉しいです。

▼『週末鉄道紀行』の電子版(電子書籍)が販売されています

 震災などばたばたしているうちにご報告が遅れてしまいましたが、『週末鉄道紀行』の電子版が2月24日に発売されました。価格は525円(税込)です。

 現在、大日本印刷(DNP)とNTTドコモが展開する電子書籍販売サイト『honto(ホント)』でパソコン向け版が発売されており、加えて携帯電話(「スマートフォン」ではない従来のフィーチャーフォン版)向けには、老舗の電子書店「パピレス」とモバイルブック・ジェーピーによる「どこでも読書」 にて販売されています。

 今のところはiPhone/iPadやAndroidといった「スマートフォン」向けには発売されていないのですが、一度電子化された「本」は他の端末でも展開しやすいという特徴がありますので、今後のスマートフォン対応を出版社にお願いしていきたいと思っています。

▼鉄道紀行舎が3年目を迎えました!

 2009年4月1日に設立した当「鉄道紀行舎」ですが、ようやく3年目を迎えました。
 未だ活発な活動はできていないのですが、当面の目標である3冊目の本を書くことと、将来の密かなる目標である「鉄道紀行」の雑誌を出すこと(初めて明かしますが)に近づけるよう頑張っていかねばと決意を新たにしています。