日本でもっとも遠い!小笠原への旅を書きました

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 約一ヶ月ぶりの更新となりました。

 このたび、西村個人運営のサイト「鉄道紀行への誘い」上に新しい内容を追加しました。
 「小笠原航海記」と題し、先日訪れた小笠原諸島の旅をまとめたもので、サイトに新コンテンツを加えたのは、ほぼ5年ぶりのことです。

 「鉄道紀行への誘い」は、鉄道紀行と銘打ってはいますが、一応は鉄道と関係の深い路線バスや定期航路の旅も対象としていて、今回は鉄道が一切登場していません。
 分類としては、以前書いたハワイやグアムでの「南の島のバス紀行」のシリーズといえます。

 小笠原諸島は世界自然遺産への登録が確定的となり、今後脚光を浴びそうな地ですが、本土からは25時間半をかけて船で行く以外に方法がありません。しかも船は一週間に1~2便。いまどき一昼夜を費やさないと行けない場所なんて、小笠原以外にはなく、しかも住所は東京都です。

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 そんな「日本でもっとも遠い」東京都へ行ってみたい、と10数年願い続けていたのですが、島を往復するためには最低でも6日間は必要で、案外6日連続で仕事を休める機会が見つかりませんでした。

 そしてようやく先月、ゴールデンウィークに6泊7日かけて念願の小笠原を訪れることが叶いました。旅行日数も代金も海外旅行並みでしたが、個人的には、無理をして行った甲斐があったな、と実感する旅となりました。

 南は与那国から北は利尻・礼文、近所では八丈、南はグアムやハワイなど、これまでいろんな離島へ行って路線バスに乗ってきましたが、今回の小笠原への旅がもっとも充実感があったように思います。
 やはり離島は飛行機で行くより、路線航路で行くべきだな、と痛感した次第です。

 「小笠原航海記」では、島内の路線バスによる周遊記をはじめ、無人島・南島への上陸、日本最遠の有人島・母島航路の旅などを中心に記しています。これ以外にも、定期船「おがさわら丸」や島内の観光案内など、旅行ガイド的な内容も別にまとめました。

 日本の果てにある孤島の魅力を少しでも伝えられたら、と思っています。