2012年も長距離鈍行列車が新たに誕生していた

p120616.jpg
 5日間はなんとか持ちました!
 今からちょうど1年前、「今もできる長距離鈍行列車の旅」と題して、2011年現在で200km以上の長い区間を走る普通・快速列車がどれだけあるのかを調べたことがありました。

 1980年代は300~400kmを走る「鈍行列車」はざらにあり、そうしたランキングをよく見かけることがあったのですが、今、そんな列車が残っているのだろうかと思って時刻表を繰ってみたところ、意外にも200km以上走る列車が30近くもあったのです。そのランキング表を作ったら、これまた意外に多くの方に見ていただきました。

 今年3月にダイヤ改正があり、日本一の長距離普通列車(1位)だった「岡山→下関」(363km)の列車が廃止されてしまい、ちょっとがっかりしてその後の更新をしていませんでした。
 先日、ようやく2012年版を作る気になり、ようやく完成しました

 久々に時刻表を読んでみると、このダイヤ「改悪」(私にとって)が続く時代に、なぜか新たな長距離普通列車が生まれていたのです。
 その結果、またしてもトップは山陽本線。「岡山→新山口」(316km)という新たに生まれた普通列車となりました。
 また、「出雲市→米子→岡山→播州赤穂」という島根、鳥取、岡山、兵庫の4県をまたいで直通する列車(平日のみ=275km)が誕生していたり、飯田線の全線直通便も増えていたり、加えて、以前からある根室本線や宗谷本線も廃止されずに残っていたり、非常に楽しい更新作業となりました。

 この夏、青春18きっぷで旅する時の参考にしていただけたら嬉しいです。

 更新作業が楽しかったがためでしょうか、勢い余って古い時刻表まで取り出してきて「なつかしの1979(昭和54)年の『鈍行列車』ランキング」なる"おまけ"まで新たに作ってしまいました。

 こちらは350km以上走る普通列車が全国でひしめいていて、今となっては隔世の感がありますが、この時代を知っている方が懐かしむには最適かもしれません。こちらもぜひご覧ください。