マタニティマークの恐怖?

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 7日目です。なんとか一週間もちました。
 昨日、朝の電車で座って通勤していたら、途中の駅から、ほんの少しだけお腹が出ている女性が私の斜め前に立ちました。

 この人は妊婦なんだろうか?
 と思いながら、とマタニティマークを探したのですが、見つけられません。
 以前、どこかで似たような感じの風貌の人に「おめでたですか?」と言ったら、「違います!」とえらい剣幕で返されたことがあり、節穴気味の私にとって、マタニティマークは非常にありがたい存在なのです。

 でもマークは見あたらないけど、どう見ても妊婦っぽい。
 どうすべきか思案しながらも、声をかけるタイミングを逸し、車内の客は増える一方です。
 そして、地下鉄区間に入り、溜池山王で一気に人が降り、隣の席が空くと、件(くだん)の人が疲れた顔で座りました。で、よく見ると鞄の横にはマタニティマークが。。

 ああ、阿呆のように座り続けてしまい、恥ずかしい......。
 などと、月曜の朝から自己嫌悪に陥ったのでした。

 そんなこんなで今日もまた同じ電車に座っていたのですが、今度は朝から時刻表の精読?に夢中になってしまい、ページをめくる時にふと目の前を見ると、またしてもマタニティマークが!

 周りも見ず、反射的に慌てて立ち上がったために、満員の立客が乱されてしまい、逆に迷惑だったと後で気が付いたのですが、「今朝はよかった、よかった!」などと勝手に一人で自己満足感を抱きながら出勤したのでした。

 どうも私は、某公共広告機構のCMごとく、スムースな「配慮」ができないのかもしれません。

※「マタニティマーク」は2006年3月、厚生労働省が「周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするもの」として定めたもので、最近では各鉄道会社でキーホルダー型のものが配布されています。画像は同省サイトから。