「山梨都民」だけでない!「静岡都民」も結構いる

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 16日目となりました。
 昨日、新聞を読んでいましたら「山梨都民の通勤事情は」(日経6/26朝刊首都圏面)という記事があり、中央本線の大月に近い猿橋や四方津(しおつ)から東京へ通勤している人が8600人ほどいて、その大半が上野原市と大月市だという事が載っていました。

 拙著『週末夜汽車紀行』でも大月で分岐する富士急行線沿線からも東京方面へ1000名ほどの通勤・通学者がいる、といったことを書いたことがあったのですが、そんなことを思い出していると、ふと静岡県内から東京都心へ通う「静岡都民」はどのくらいの数がいるんだろうか? ということが急に気になりました。
 そこで調べてみました。

 静岡県内全体のデータは見つからなかったのですが、東京に近い順に熱海市では660名、三島市は1500名弱、沼津市が1200名弱と東海道本線沿線の3市だけで3300人以上もの「静岡都民」いることが分かりました。
 このなかには熱海と三島の間にある函南(かんなみ)町の数字は入っていないので、実際には3500人くらいいるのかなと想像しています。

 時刻表を繰ってみると、熱海からなら新幹線で東京駅まで45分ほどで行けますし、在来線各駅停車でも約2時間です。しかも東京行列車の始発駅にもなっているので、ラッシュ時でも上り列車は100%の確率で座れそうです。下り最終電車も22時52分まであります。
 定期代は在来線で1カ月8万3040円もするのでちょっと厳しいのですが、これを会社が出してくれるのなら問題はなさそうです。

 三島や沼津は在来線での所要時間が10分~20分伸びるので、熱海よりも少しハードルは高くなりますが、朝と夜には東京直通列車も運転されていますので、実際にその需要があるのかもしれません。こちらも最終電車は22時22分(湘南ライナーを使えば22時30分)まであります。

 海も温泉も近くにあるし、東京へ通うのも無茶ではない。案外静岡に住むのも悪くないな・・・、と調べているうちに少し思ってみたのでした。

※写真は熱海の街並み。海も山も温泉も間近にあります