新しい赤レンガ駅舎を"肴"にできる場所

p120625.jpg
 毎日更新をなんとか2週間続けることができました。

 今日は昼間に東京丸の内に行く機会がありました。丸の内駅舎(赤レンガ)を戦前の姿に戻す復元工事が終盤に近付いたようで、その姿が現れつつあります。

 さらに重厚さを増した低層横長の駅舎を眺めつつ、やはり東京駅はいいな、と遠くから眺めていたのですが、正面右手を見ると、見慣れないビルが空に伸びている......。

 下部は慣れ親しんだ東京中央郵便局の面影が残ってはいるものの、その上には周辺のビルをコピペしたようなギラギラした高層ビルが乗っかっています。どうやら郵便局が「JPタワー」という名のオフィスビルを作ってしまったようです。

 東京中央郵便局の歴史的な低層建築物は、赤レンガとともに、丸の内に落ち着きをもたらす存在だったのですが、ありきたりの高層タワーがまた増えてしまい残念な気がします。(空間が息苦しくなる)

 とはいえ、東京駅赤レンガはさすが重要文化財なので、ほぼ以前のままで残っています。何か大変なことが起きない限り、これから50年はそのままの姿を維持するはずです。

 まだ10月のオープンまでは駅舎内外がゴチャゴチャしていますが、そろそろ夏の夜風に当たりながらここら辺で完成間際の赤レンガを肴に安酒など飲みたいな・・・、などと夢想しながら仕事へ出かけたのでした。

※ちなみに新丸ビルの7階「丸の内ハウス」という名のテラスから東京駅舎が一望できるのは、この店この店のテラス席です。丸の内ですが、私が行けるくらいですから(特に蕎麦屋はリーズナブル!)、ご安心を......。(ただ蕎麦屋は予約ができませんが)
一度でいいから、ここで赤レンガを眺めながら飲んだ後に、夜汽車に乗って旅立ちたいものです。