なぜ離島の旅はこれほど魅力的なのか

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 3日目です。近年、離島の旅へ出ることが多くなってきました。

 離島へ行くまでの手段は必ず鉄道を使っているので、鉄道の旅の一種ともいえるのですが、旅の主役を離島としているので、純粋な鉄道旅行ではないのかもしれません。

 島国日本には7000弱の「島」があると言われており、このうち300程度が有人島と見られています。

 300もの離島全部へ行くのは相当に困難がともなうとはいえ、全国の主要な都市や街は鉄道に乗ることでだいたい訪れたのですから、次は「自分が住む国の離島も行っておくべきではないか」と思ったのです。

 自らの備忘録的に、これまで訪問できた島を北から書いてみますと、

利尻、礼文、奥尻、佐渡、浦戸諸島(塩釜市)、伊豆大島、新島、八丈島、小笠原(父島・南島[無人島]・母島)、猿島(横須賀沖の無人島)、初島(静岡県)、答志島(鳥羽市)、菅島(鳥羽市)、友ヶ島(和歌山)、南紀大島(串本市=架橋前)、淡路島、家島(姫路市)、向島(尾道市)、江田島(広島)、隠岐(島後)、青海島(山口=架橋)、対馬、天草上島(天草諸島)、宮古島、池間島(宮古島と架橋)、来間島(宮古島と架橋)、伊良部島・下地島、石垣島、竹富島、与那国島

 この10数年、苦労した割には、なんと少ない......。有人島のわずか1割程度しか行けていません。
 鉄道の「乗りつぶし」のように、路線数を稼ぐ必要もないのですが、相当な日数とお金を費やした割には少ないのです。

 離島の旅はなかなか大変で、船の本数も少ないですし、運賃もそれなりに高く、往復するには日数もかかります。
 また、訪島にあたっては、「飛行機利用は極限まで回避し、島内移動の際はレンタカー厳禁」などという勝手な決まり事を自分のなかで作っていますので、沖縄県の離島へ行くのは大変です。(宮古や石垣は沖縄本島などからの路線航路が全て廃止されてしまい、今後どうやって行けばいいのだろうか......)

 ただ、海を越えて着いた陸地に、まったく見知らぬ風景や世界が広がっているという感動は、本土の旅よりも何倍も強いように思えます。
 特に路線航路や路線バスの旅は、鉄道の次か同等くらいに好きなので、島へ行くまでの移動や島内移動も私にとっては大きな楽しみだったりします。

 この先、どれだけの島へ行けるか、目標が大きいだけに考えてはわくわくしています。