長いインタビュー取材を受けて思ったこと

aratanisu0727.jpg 6日ぶりの更新となりました。

 ご報告が遅くなりましたが、今週の火曜日(7月27日)に日経新聞、朝日新聞、読売新聞の3社が共同で運営するWeb媒体「新s あらたにす」に拙著に関するインタビュー記事が掲載されております。

 一連の写真映りが中年サラリーマン丸出しでお恥ずかしいのですが、来週月曜日(8月2日)中までは目立つ場所に載っておりますので、お時間のある方は、一度ご覧頂けましたら幸いです。

 以後はバックナンバーの所からご覧になるか、こちらから見ることができます。

 中年サラリーマン会社員の単なる趣味家にもかかわらず、芥川賞受賞者をはじめ有名作家が出るようなコーナーに載せて頂き、本当にありがたい限りです。特に今回は相当に長いので、細かい部分まで書いて頂き、感謝するばかりです。

 昨年7月に始めての著書『週末鉄道紀行』を出版して以来、2度目のインタビュー記事(ラジオも1本ありました)となりましたが、色々感じたことがあります。

 普段、仕事で色々な方にインタビューとか取材をさせていただくことが多いのですが、受ける立ち場と、それをする立場はこうも違うのか、と思ったことです。

 インタビューを行う立場の時も(特に有名な人やすぐ怒りそうな人、テーマが難しい時)緊張はするのですが、受ける立場の方がやはり大変です。質問に対し、的確な答えを返さなければなりません。

 人に問いかけて何かを引き出そうということに少しは経験があっても、問われて答える立場というのは未経験の領域で、果たして何を喋ればいいのか、その質問に対してどう答えたらいいのか、戸惑うことばかりでした。

 素直に答えていいものか、こう答えたら、多分、こう書くだろう、こんな見出しになるだろう...などと日常を知るがゆえの余計な邪心までが入ってしまい、それでなくても口下手なのに、余計に何を言っているのか分らなくなることがあります。

 素人や慣れない人の場合は、混乱することが分っているから、記者(インタビュアー)はあらゆる質問や感想、日常会話などを駆使し、上手く話しを引き出して、その中から記事を作っていくわけです。

 今回のインタビュー記事は(前回も)、記者の人のそうした配慮によるものに違いありません。

 私も今後、インタビューをする際は、上手く話を引き出すように努力をしなければと痛感した次第でした。