飛行機に乗ったことで鹿児島駅の素晴らしさが実感できた

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 このゴールデン・ウィークに、鹿児島~奄美大島~沖縄と旅をしてきました。
 鹿児島から奄美大島へ行くには、奄美経由沖縄行と喜界島経由奄美行の2航路があるのですが、もう一つ、トカラ列島を経由して奄美大島まで行く村営フェリーが週に2便だけ存在します。

 トカラ列島には宝島や悪石島など7つの有人島があり、全部合わせても人口は700人弱。どの島にも空港はなく、週2便ある船が唯一の交通手段となっています。
 おそらく、日本では小笠原諸島の母島や父島に次いで、2番目に行きづらい「秘境」ではないかと思われます。

 そんな島々へ立ち寄ってくれる珍しいフェリーに乗れる!
 大喜びで鹿児島まで行ったのですが、かなりの晴天にも関わらず風が強いため船は欠航。「次はいつ出航できるかわかりません」とのこと・・・。
 本当にがっかりしてしまったのですが、秘境は簡単には行かせてはくれないから秘境だ、と実感しました。今度また挑戦してやる!そう決意をあらたにしています。

 それはそうと、東京から鹿児島へ行くとなると、「鉄道で行くのが当然」というのが"信念"だったのですが、片道1万円というスカイマークの安さに目がくらみ、ついつい飛行機を使ってしまいました。。

 格安とはいえ、鹿児島空港は宮崎県境に近い場所に位置しているので不便です。空港バスは乗りたくないな、と思っていたら、空港から鹿児島本線・国分駅までの路線バスを見つけました。

 国分駅まで移動して鹿児島本線の普通列車に乗車。錦江湾の間近を走るので車窓は超良好です。桜島を眺めながらのんびり鹿児島市内へ。下車した鹿児島駅では、間近に桜島が眺められ、港と至近なので海の香りも漂っています。駅前から火山灰がたまっていて、まさに「はるばる鹿児島へ来たな」と感じさせられます。

 リトル東京のごとき「鹿児島中央駅(旧・西鹿児島駅)」とはまったく雰囲気が異なっていて、これなら飛行機でのルートも悪くない、そう感じた次第でした。空港バスより料金も安いですし、車窓も最高です。